フリーランスエンジニアとして独立したいけれど、それまでにどんな準備が必要なのか知りたい方も多いでしょう。
そこで、この記事ではフリーランスエンジニアになる時に準備すべきことについて紹介していきたいと思います。
仕事の案件
当たり前ですが、フリーランスエンジニアとして独立して成功するのなら仕事をあらかじめ確保しておくのが一番必要な準備です。
仕事がまだないのに独立する方が非常に多いですが、成功している人は独立した月から売上が立つのです。
逆に言えば、仕事以外は全てあとからでもどうとでもなります。

まずはフリーランスとして仕事が貰えるか探しましょう。
では、独立前にどうやって仕事を探していたら良いのでしょうか。
ここではいくつかやり方を紹介します。
親密なクライアントには内緒で独立予定であることを告げる
懇意にしているクライアントさんなら、独立を考えていることを話しておくと良いでしょう。
もし自分が独立したら仕事がいただけるのか聞いておくと、独立後に開業の挨拶メールや訪問した際にすぐに仕事の話に取り掛かれます。
副業からはじめて、稼働型の案件を確保しておく
副業として、週20時間フルリモート案件で仕事を受けておくと、独立後もスムーズに仕事ができます。
2~3ヶ月一緒に仕事をさせていただいた後に、独立するので、もっと働けることを話しておけば、独立してもすぐに大きな売り上げが立てられます。
また、単発の案件を何件かこなしてみて、フリーランスエンジニアとして独立できそうだなという手ごたえを感じれます。
営業活動を2~3ヶ月してみて、案件が複数取れるのであればそのまま独立するのが良いでしょう。
フリーランスエージェントに登録する
フリーランスエージェントなら独立前に副業レベルでの案件もたくさんあります。
こうしたエージェントに登録して仕事が貰えるなら、独立後も継続して開発に携われます。
ローンの契約やクレジットカードは作っておく
フリーランスになると一気に信用がなくなり、ローンに通りにくくなります。
ですので、持ち家の取得やクレジットカードなどは早めに済ませておくと良いです。
事業資金として給料3ヶ月分貯金しておく
フリーランスは、パソコンがあればできるので元手はほとんどかかりません。
ただ、クライアントからの収入が月末締めの翌月末日支払いなど入金サイクルが30日~60日の場合があります。
そのため資金繰りが厳しくなり、生活できない恐れも出るため最低でも3ヶ月分の給料くらいの資金は貯金しておき、事業資金にしておくと良いです。
また、会社員として働いていたのであれば、フリーランスになった際に国民健康保険の加入手続きをします。
そうなれば、収入に応じて健康保険料が算定され支払うのですが、収入が少ないのに前年の収入ベースに決まるため、会社員の時よりも保険料が高くなる場合がほとんどです。

国民健康保険はフリーランスの中で大きな出費です。
必要な健康保険料の支払いのためにも、やはり最低でも給料3ヶ月分の貯金は必要です。
開業時の準備書類
開業時は、以下の書類を忘れずに提出してスムーズに独立しましょう。
- 開業届(税務署)
- 青色申告書(税務署)
- 国民健康保険の手続き書類
開業届
開業届は、屋号など開業に必要な情報を税務署に提出するものです。
フリーランスの方で思い入れの名前などなければ屋号は書かなくても大丈夫です。

「自分の名前で勝負するぞ!」で大丈夫です!
別に審査もなにもないので、税務署でもらって書けば、すぐに済みます。
開業届を出していると、確定申告の案内が来るようになります。
青色申告
フリーランスには、白色申告と青色申告という2つの会計申告方法があります。
白色は、自分で領収書や収入、支出を管理しているだけの超簡単なものです。
逆に青色申告は会社のように複式簿記で帳簿を管理し提出しなければなりません。
青色申告は税額が軽減されるメリットがあるため、フリーランスとして稼いでいくの出れば、断然青色申告がおすすめです。
稼働型案件などを通じて独立する場合には、収入も多いので、初めから青色申告をしておくと良いです。
フリーランスになるなら相談できる税理士を見つけるべき
フリーランスの方は税理士に相談、依頼しないことが多いでしょう。
しかし、フリーランス・会社経営経験のある私からすると、個人であっても事業をしているのであれば税理士に確定申告の依頼を任せた方が良いです。
なぜ税理士に任せた方が良いのでしょうか。
その理由を解説してきます。
経費を上手に計上してくれる
フリーランスエンジニアは大抵経費は掛からないことも多いと思いますが、個人事業主は事業と生活で使う費用を按分して経費計上できるメリットがあります。
例えば、電気や水道だって事業として使っている側面もあるからです。
ですが、どこまでの金額を計上したらよいかは自分で判断しにくいです。
そんな時、税理士に頼めば、経費を上手に計上してくれます。
経費計上はれっきとした節税にもなりますので、プロの税理士に任せるのが一番です。
節税知識が豊富
また、節税の知識や実務経験も豊富なので、いかに「お金を残すか」のアドバイスもくれます。
確定申告の書き方に悩まなくて済む
確定申告は複雑です。特に青色申告をするとなると、帳簿処理が複雑になり、「この処理で大丈夫だろうか?」と不安になります。
税理士に任せれば、こうした余計な不安を感じることなく安心して確定申告を済ませられます。
税務調査対応も安心
また、フリーランスであっても税務調査は来ます。
税理士がいれば、税務調査にも一緒になって対応してくれるので心強いです。
帳簿付けをサポートしてくれる税理士もいる
税理士によっては領収書や入金記録を提出すれば、帳簿付けしてくれるところもあります。
クラウドの会計ソフトなど便利なものも出ていますが、そもそも仕分けがおかしいと意味がありませんし、フリーランスエンジニアはコードを書いてなんぼ、プログラムを考えるのがなんぼの仕事ですから、余計なことは専門家に任せた方が良いです。
税理士に相談している人の方が上手くいく
私の友人や独立している先輩で成功している人は間違いなく早めの段階から税理士に相談していたり、処理をしてもらっています。
私の友人はネットショップ運営をしていますが、個人事業主の頃からきちんと税理士に相談したり、依頼しているのでお金を残しながらも売上が成長し、今では法人化もしています。
あなたもフリーランスとして成功したいのであれば、ぜひ早めから税理士に相談してみましょう!
まとめ
フリーランスエンジニアとしての準備について解説してきました。
大切なことは何よりも仕事です。
仕事がすぐにあるように段取りすればフリーランスエンジニアとしてほぼ確実に成功します。
副業からでもいいので、フリーエージェントで案件獲得をしておくのも良いので、ぜひ仕事獲得の準備から始めましょう!